02. Remote Control リモート・コントロール – 解説 歌詞 和訳 –

白い暴動 - The Clash

Remote Control リモート・コントロール – 解説 歌詞 和訳 –

・要約

・デビュー前、アナーキーツアーを台無しにしたEMIや体制への抑圧と服従に対する反抗のメッセージ・ソング
・バンドの許可なしでレコード会社が勝手にリリース
・リリースに反対していたことを次のシングル曲「Comple Control」で言及

・ データ

2ndシングル曲リリース 1977年5月13日(イギリス)
フォーマット 7 “シングルB面 ロンドン・バーニング-Live
録音 1977年
長さ 3:00
レーベル CBS S CBS 5293
ソングライター ジョー・ストラマー, ミック・ジョーンズ
プロデューサー(ミッキー・フット、ザ・クラッシュ、ビル・プライス

・ 概要

デビュー・アルバムからシングルカットされた抑圧と服従に対する反抗のメッセージソング。
アナーキー・ツアー後にミック・ジョーンズが書いたもので、コンサートをキャンセルした市民会館、官僚、警察、大企業、特にレコード会社についての鋭い指摘が含まれている。
アナーキー・ツアーへの支援を事実上撤回した1976年12月7日に行われたEMIの株主総会「メイフェアでの会議」についても言及している。

A.V. Clubの記事を書いたジェイソン・ヘラーによると、この曲は「1977年頃の意図的に劇的に誇張されたイギリスを想像している」と語っている。

バンドはすでにMelody Maker誌に2ndシングルは “Janie Jones “になると話していたが、CBSはバンドの許可なしに “Remote Control “をリリースすることを決定した。
皮肉にもこの曲はクラッシュの反逆精神のシンボルとして今でもファンからの支持されている。
その行為に対して憤慨したバンドは次のシングル「コンプリート・コントロール」の歌詞で言及している

・ 再録音

バンドは1979年の初夏、ロンドン・コーリングのリハーサル中にヴォクスホールのバニラ・スタジオでこの曲を再録音した。このバージョンは2004年にリリースされた『London Calling: 25th Anniversary Legacy Edition』の2枚目のディスク、通称『The Vanilla Tapes』に収録されている。ライナーノーツでは、
「ジョーはこの曲を、シンボルとしたレッテルを嫌っていたと思う。でも俺たちはいつもこの曲が好きだったんだ」
と、ミック・ジョーンズの言葉が引用されている。

・ アナーキー・ツアーとは

アナーキー・ツアーとは
パンク・ムーブメントが世界的に大爆発する直前となる1976年、
ピストルズをメインとし、クラッシュ、ダムド、そしてジョニー・サンダース&ハートブレイカーズらとのパッケージUKツアー
本来は12月3日から全24か所の予定でスタートした本ツアーだが、「ビル・グランディ事件」が原因で相次ぐキャンセル、結果的には7か所のみとなった伝説のツアー。

・ ビル・グランディ事件

ピストルズはTVの生放送で司会者のビル・グランディ相手に「shit!」「F●ck」など放送禁止用語を連発。
抗議の電話が殺到しニュースや記事になり大騒動に。
また、あまりに各地会場での暴動やトラブルが多く会場が使用を拒否。
世論を鑑みたEMIもこのツアーのサポートを取りやめる事になった。
そのサポート取り止めを決定したのが歌詞に出てくる「メイフェア会議」である。

・  Comple Controlの歌詞

”They said, “Release ‘Remote Control’”But we didn’t want it on the label
They said, “Fly to Amsterdam”The people laughed, but the press went mad”
”奴らは言った「『リモート・コントロール』をリリースしろ」だが俺たちはレッテルを貼られたくなかった。
奴らは言った「アムステルダムへ飛べ」世間は笑った。でもマスコミは熱狂したんだぜ”

アムステルダムはおそらく「Remote Control 」リリースした頃5/1~28日間興行したWhiteRiotツアーで初のアムステルダムに行った時のことと推測する。

・ 歌詞

Remote Control

Who needs remote control
From the Civic Hall
Push a button
Activate
You gotta work an’ you’re late

It’s so grey in London town
With a panda car crawling around
Here it comes
Eleven o’clock
Where can we go now?

Can’t make a noise
Can’t get no gear
Can’t make no money
Can’t get outta here

Big business it don’t like you
It don’t like the things you do
You got no money
So you got no power
They think you’re useless
An’ so you are – puuuuuuunnnnnk!

They had a meeting in Mayfair
They got you down an’
They wanna keep you there
It makes them worried
Their bank accounts
That’s all that matters
And you don’t count

Can’t make no progress
Can’t get ahead
Can’t stop the regress
Don’t wanna be dead

Look out’ those rules and regulations

Who needs the Parliament
Sitting making laws all day
They’re all fat and old
Queuing for the House of Lords

Repression – gonna start on Tuesday
Repression – gonna be a Dalek
Repression – I am a robot
Repression – I obey

・和訳

誰がRemote Controlを必要としてるんだ
市民ホールから
ボタンを押せ
動き出せ
働けよ、遅刻だ

ロンドンの街は灰色だ
パトカーが這いずり回っている状態で
ここに来たぞ
11時だ
今からどこに行けばいい?

騒げない
歯車がない
儲からない
ここから出られない

ビッグビジネスはお前に向いてない
お前のやってることを好きじゃない
金がない
権力もない
お前は役立たずと思われてる
お前はそう、PUNKだから

メイフェアで会議があった
奴らはお前たちをガッカリさせる
お前たちをしばりつけたがってる
奴らが心配してるのは
銀行預金
それが問題のすべてだ
そしてお前は数えない

進まずにはいられない
先が読めない
後戻りは止められない
死にたくない

法や規則には気をつけろ

誰が国会を必要としているのか
一日中座って法律を作る
みんな太って老けている
貴族院の行列

抑制-火曜日から始まる
抑制-Dalekになる
抑制-俺はロボットだ
抑制-服従する

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