14. Garageland ガレージランド – 解説 歌詞 和訳 –

白い暴動 - The Clash

Garageland ガレージランド – 解説 歌詞 和訳 –

・要約

・評論家の批判に対するアンサーソング
・クラッシュが自分たちのことを歌った初めての曲
・バンドのキャリアでデビューから最後までセットリストに残った数少ない曲の1つ

・データ

1977年4月8日発売
録音 1977年2月27日 ロンドン
長さ 3:12
レーベル CBS
ソングライター ジョー・ストラマー, ミック・ジョーンズ
プロデューサー ミッキー・フット

・概要

この曲は1977年2月27日にCBSウィットフィールド・ストリート第3スタジオで録音された。
アルバム全体のテープは3月の初めにCBSに届けられ、レコーディングは1977年4月8日にCBSレコードを通じてイギリスでリリース。

CBSのスタッフ・エンジニアであるサイモン・ハンフリーがエンジニアを務め、クラッシュのライブ・サウンドマンであるミッキー・フットがプロデュースを担当している。

目一杯リバーブを効かせたツイン・ギターを左右に分離し、ミック・ジョーンズのハーモニカが時折加わるアルバム中でも最大出力のメロディで
アルバム内の他のパンクロックとは大きく異なり、モット・ザ・フープルを彷彿とさせるゆっくりとしたクラシック・ロックのサウンドを取り入れている。
(メインのリフはフープルの「メンフィスからのすべての道」の影響が伺える)

英国版と米国版の両方の最後のトラックとしてレコードの最後に配置しており、ミック・ジョーンズはクリス・ニーズに「バンドが次のステップに進むことを示しているため、アルバムの最後の曲でなければならない。」と説明している。

また、1977年3月この曲を初めてライブで演奏してから1985年までのバンドキャリアでセットリストに最後まで残っていた。
それはデビューから生き残った数少ない曲の1つで「Janie Jones」と並んでアンコールとして定期的に披露された。

・余談 (ストーリー)

1976年Sex Pistols/Screen on the Greenのギグの後。
NME音楽ジャーナリストのチャールズ・シャー・マレーが、彼らのことを「すぐにガレージに戻し、モーターを回したまま閉じ込められて死ぬべきだ」と辛辣に評した。

それを受けたジョー・ストラマーからのアンサーソングで
彼らのファン、そして新しく契約したレコード会社C.B.S.に向けて
「俺たちはガレージ・バンドだ/俺たちはガレージランドから来たんだ」と歌い
「ガレージが自分たちの原点であり、だからこそ自分たちの音楽から抜け出さない。ピンク・フロイドのように宙に浮くようなことはしない。」とデビュー前のままであることを宣言した。

まさに反抗のアティチュード、パンクロックである。

皮肉なことに、バンドが “Garageland “を書くきっかけとなったそのチャールズ・シャー・マレーの批判からわずか2年後、マレー自身がクラッシュを “世界で最も偉大なロックバンド “と呼んでいる。
当時のNMEのライターは人気が出ようがレコードが売れようがバンドについて突然考えを変えることはめったになかった。

それほどパンクがTheCLASHが世界のカルチャーの価値観を変えたという出来事だろう。

・歌詞について

”People ringing up making offers for my life But I just wanna stay in the garage all night”
奴らは俺の人生にオファーを出してくるけど 俺は一晩中ガレージに居たいんだ
”An’ someone just asked me if the group would wear suits”
誰かが俺に「グループはスーツを着るのか」と聞いてきた

これは彼ら自身がパンクの起源から遠ざかっていることを認めるバンドからの表現で、シーンが大きくなるにつれこの喪失は避けられない結果へのジレンマが伺える。

“Complaints! Complaints! Wot an old bag(苦情!苦情!古いバッグを持っていた)”という歌詞
ベーシストのポール・シムノンによると
バンドが初期に練習を始めたデイビスロードスクワットの近くに住んでいた年配の女性のことで、彼女はいつも騒音について不平を言ってたとの事。

・関係者コメント

ジョーは本当に “俺たちはガレージにいるべきだ “と思っていたんだ。彼はこの曲を思いついて、とてもとても興奮して、数日間はそれだけで生きていた。それから落ち込んで “俺たちはガレージ・バンドじゃないんだ “って言うんだ。
-テリー・チャイムズ

このコメントから当時ジョーストラマーが原点からステップアップしていくことに悩んでいたことが伺える。

・その他収録

『U.S.A. 1979』のような多くの非公式・半公式のブートレッグにも収録されている。
映画『ルード・ボーイ』にも収録されており、リハーサル・リハーサルでのライヴで演奏された。
※ゆっくりとしたブルージーなバージョンで音声はウェセックス・スタジオで再録音している。

いくつかのライヴ・アルバムやコンピレーション・アルバムにも収録されており、「Clash on Broadway」や「The Essential Clash」「Rarities」、1979年に日本でリリースされた「Pearl Harbour ’79」、2004年に世界的にリリースされた「Pearl Harbour ’79」などにも収録されている。

・トリビュート・アルバム

「City Rockers」 
アーティスト:The Sick

「White Riot Vol Two (A Tribute To The Clash)」 
アーティスト:”Billy BraggWith Wiggy” ” The Neurotics*& Attila” ”The Stockbroker”

「Joe Strummer Memorial Night At Klubi, Tampere Finland」 
アーティスト:”The Control”(元ハノイ・ロックスのStefan PiesnackとTumppi Varonenがヴォーカル)

・カヴァー

・ The Oppressed (Oi!) ウェールズ
・The Housemartins イギリス
・Chumbawamba イギリス 
ギタリストBoff Whalleyは、Crass Recordsからリリースされたコンピレーション・アルバム 『Bullshit Detector 2』(1982年リリース)でも、この曲のソロ・ヴァージョンを皮肉たっぷりに披露している。
・アーバン・ブライト ニューヨーク
・マニック・ヒスパニック カリフォルニア
・ペレ・ミルジョナ フィンランド
・ギャング イタリア
・リネア イタリア

・曲が与えた影響

ニュージーランドのインディー・ロック・バンド、Garagelandや、
Transition Editionが発行するイギリスの雑誌(アイルランド・ダブリンのトリビュート・バンド)もこの曲にちなんで命名されている。

・音源

・歌詞

Back in the garage with my bullshit detector
Carbon monoxide making sure it’s effective
People ringing up making offers for my life
But I just wanna stay in the garage all night

We’re a garage band
We come from garageland

Meanwhile things are hotting up in the West End alright
Contracts in the offices, groups in the night
My bummin’ slummin’ friends have all got new boots
An’ someone just asked me if the group would wear suits

We’re a garage band
We come from garageland

I don’t wanna hear about what the rich are doing
I don’t wanna go to where the rich are going
They think they’re so clever, they think they’re so right
But the truth is only known by guttersnipes

We’re a garage band
We come from garageland

There’s twenty-two singers! But one microphone
Back in the garage
There’s five guitar players! But one guitar
Back in the garage
Complaints! Complaints! Wot an old bag
Back in the garage

All night

・和訳

ガレージに戻って、デタラメ探知機で
一酸化炭素が有効であることを確認する
奴らは俺の人生にオファーを出してくるけど
俺は一晩中ガレージに居たいんだ

俺たちはガレージバンドだ
出身地はガレージランド

一方、ウエスト・エンドでは熱気に包まれている。
オフィスで契約、夜にはグループ
スラム街の仲間たちは新しいブーツを手に入れた
誰かが俺に「グループはスーツを着るのか」と聞いてきた

俺たちはガレージバンドだ
出身地はガレージランド

金持ちが何をしているかなんて聞きたくない
金持ちが行くところになんか行きたくない
奴らは自分たちが賢いと思っているし、自分たちが正しいと思っている
でも、真実は貧民街のキッズにしかわからない

俺たちはガレージバンドだ
出身地はガレージランド

シンガーは22人! でもマイクは1本
ガレージに戻ると
5人のギタリスト。でも、ギターは1本
ガレージに戻る
苦情だ!苦情だ!おっと古いバッグだな
ガレージに戻って

一晩中

コメント

タイトルとURLをコピーしました